レイキセッション中に、あなたの意識をどこに置くべきか、迷うことはありませんか?
理想的には、セッションを受けている相手に意識を向けるのがベストです。
しかし、これは相手を強く意識しすぎるという意味ではありません。
むしろ、リラックスして相手の存在を「感じる」ことが大切です。相手の姿を静かに見守るのもいいし、相手から伝わってくる感覚に意識を傾けるのも良いでしょう。
でも、注意が必要なのは、相手を「治そう」と強く思い過ぎないこと。
なぜなら、レイキは送り手の力で相手を治すものではなく、受け手自身の自己治癒力をサポートするためのものだからです。
レイキは、受け手が自由に使えるフラットなエネルギーです。
だから、「治す」という意図を持たずに、相手が自ら「治る、変わる」ことを静かに待ちましょう。
この感じは特にレイキを始めたばかりの時に理解しにくいものです。
特に、相手の状態が深刻な場合や、親しい家族をセッションしているときは、「治そう、良くしよう」という気持ちに駆られやすいですよね。
しかし、そうした気持ちは逆にセッションの効果を下げたり、相手に負担をかけたりすることがあるので注意が必要です。
どうしても相手を「治したい」という気持ちが強い時には、自己の意図や感情を整え、バランスの取れた形でエネルギーを送るための『シンボル』や『マントラ』を使う方法があります。
これは、レイキの深い理解とともに、中級の講座で学びます。
私自身もレイキを始めた当初は、「治そう」という思いが強すぎました。
でも、多くのセッションを経験し、たくさんの方との触れ合いから学ぶことで、自然と相手に任せ、レイキのエネルギーに任せる穏やかな心持ちが育ってきました。
皆さんも、レイキの道を歩む中で、このバランスを見つけることができるはずです。自分自身を信じ、相手を信じ、レイキの力を信じましょう。