先日、おトイレに行こうとした瞬間に
頭の中に
「にうつひめ」
と浮かんできた。
聞いたことある名前だけど
どんな神さまだっけ?
と思ったまま忘れていたけど
今日ふと小説を読み返したくなって手に取る
梨木香歩さんの「裏庭」
すごく大好きな小説だけど、例のごとく内容はほぼ忘れてるので
いつも新鮮な気持ちで見返せる
梨木香歩さんといえば「西の魔女が死んだ」という作品が有名かな
文庫本を手に取り、パラパラと
カバーの折り返しのところに、作者の紹介文が書いてあるよね
そこに…
「丹生都比売(におつひめ)」と書いてあるのが目に飛び込んできた。
おおこれはこれは
読んでみたいと思い
すぐさまkindleで購入
天武天皇と持統天皇の御子である
草壁皇子のお話でした。
切ない内容ですが、文章がとても美しくて
とても良かった。
さて
結局「丹生都比売」ってどんな神さま?
調べていたらこちらのブログに遭遇
主祭神の「丹生都比売大神」(にうつひめのおおかみ)の神性については、大きく分けて2つの説があるといいます。
1つは「水神」とみるもので、その根拠は、天野の地が紀の川の一水源地であるということ。
当社に関係すると思われる「丹生川上神社」群は、全て水神信仰となっています。
ふむふむ
もう1つは「丹」と呼ばれる朱砂(辰砂/硫化水銀)の採掘に携わる人々によって祀られたという説です。
丹生とは「丹が生ずる」という意味で、「水銀の原石である硫化水銀が採れる」ことを表しています。
硫化水銀は「丹砂」と呼ばれて、古くから朱色の染料の材料として用いられてきました。往古には水銀の採掘に携わった丹生氏という一族がいました。
丹生氏の里は福岡の伊都国とされています。
水銀鉱床は浅く小規模な産出だったので、枯渇などで採掘できなくなると、他の場所へ移動していったようです。
そうして彼らは北上し、その行程は東北の一部にまで及んでいると云う話です。
ほおー-
冒頭の『丹生明神告門』を見ると、丹生都比売神は伊佐奈支命・伊佐奈美命の子と記しています。
また「稚日女尊」(わかひるめのみこと)と同一神とする説も有力説として存在します。
稚日女尊は記紀では高天原でスサノオの暴虐が原因で命を落とした機織り女のことだと伝えられ、神功皇后の大和帰還の時に神託に現れ生田神社に祀られた神です。
また一般に「天照大神」の妹と解釈されていますが、富家の伝承では宇佐の豊玉姫の娘「豊姫」の別名であると記されています。
気になるキーワードがいっぱいですね
朱砂(辰砂)=スサ →スサの王 として
辰砂というのは須佐之男命とゆかりがあるのだとも聞いたことがあります。
水銀といえば錬金術も連想しますね。
こちらのブログには空海と丹生都比売のことも書いてありましたよ
空海が金剛峯寺を建立するにあたっては、丹生都比売神社の神から神領を譲られたと伝わっています。
『金剛峯寺建立修行縁起』によると、弘仁7年(817年)、空海は「南山の犬飼」という2匹の犬を連れた猟者に大和国宇智郡から紀伊国境まで案内され、のち山民に山へ導かれたと記されています。『今昔物語集』では、犬を連れた猟者は「高野御子神」(狩場明神)、山民は「丹生都比売神」(丹生明神)の化身として記されています。
そこになんだかすごい写真が載ってました
「光明真言板碑」という石板だそうです。
なんだこれは⁇!
興味深い
魔法チック
いつか行ってみたいな
密教ってなんか惹かれるよね
最近こんな本も読んでます